趾間型水虫は抗真菌薬を浸透させる事が大事
足の指と指の間が猛烈に痒い、また皮膚がジュクジュクと皮がめくれてしまうという症状が出た場合、水虫の恐れがあります。
このようなタイプの水虫を趾間型といい、梅雨から夏場にかけて増えるのが特徴です。
かなり強い痒みを感じるケースが多く、他の水虫タイプとは違い、臭いもきつくなるので悩んでいる方も少なくありません。
水虫は白癬菌というカビの1種に、感染する事で起こる皮膚感染症の1つです。
他人に白癬菌を移してしまう事から、なるべくなら誰にも知られたくないものです。
趾間型を発症したら、他の人に感染させない為にも、早めに水虫の治療を受けましょう。
趾間型の治療では、主に外用薬が用いられます。
抗真菌作用のある外用薬を塗る事で、白癬菌を死滅させます。
ただ、正しい塗り方を行わないと、白癬菌を完全に死滅させる事ができず、また水虫が再発してしまう恐れもあるので注意しましょう。
趾間型の場合は、抗真菌薬をしっかり浸透させる事が大切です。
白癬菌は皮膚の表面だけでなく、中にも入りこんでいます。
ですので、有効成分をしっかり浸透させる必要があるのです。
お風呂上り、角質が柔らかくなっている所に抗真菌薬を塗れば、より浸透性はアップします。
この時、水分が十分に拭き取れていないと、白癬菌が増殖しやすくなるので、お風呂上りは水分を丁寧に拭き取る事が大切です。
また、抗真菌薬を塗る場合、痒みがあるなど患部だけに塗ってしまいがちです。
趾間型は症状が出ている所はもちろん、症状が出ていない他の指にも抗真菌薬を塗りましょう。
白癬菌は症状が出ていない所にも、潜んでいます。
患部だけに塗っていても、白癬菌を撲滅する事はできません。
全ての指の間、そして付け根に外用薬を塗る事がお勧めです。